当院の歯周病治療

治療を担当する院長は、明海大学口腔外科で博士号を取得した後、明海大学口腔外科の教授のもとで治療を行ってきました。歯周病の治療経験は30年以上（※）となり、これまでの経験と磨きをかけてきた技術で、軽度から重度までさまざまな歯周病の症状に対応いたします。

歯周病治療が進行してしまった場合は、歯の根っこの奥深くに溜まった汚れを取り除く外科処置「フラップ手術」を行うことができます。そのほか、「歯肉切除法」という歯に付着した汚れを取りやすくする歯ぐきの形成手術や、健康な親知らずなどを歯が失われてしまった場所に移植する「歯牙移植」といった治療も可能です。

また、歯周病が進行してしまいあごの骨が溶けてしまった場合には、GTR（組織誘導再生）やエムドゲインという薬剤を使用した治療法など、組織の再生を促す治療も行っています。

歯周病は口臭の原因にもなりやすいため、ご希望の方には、口臭測定器でお口のにおいの検査をしてから治療を開始することもあります。歯ぐきから出血する、お口のにおいが気になる、歯がぐらぐらするなど、歯周病のお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

歯周病菌が溜まりやすい「歯周ポケット」といわれる歯と歯ぐきの間の溝に、殺菌作用があるレーザーを当てて、歯周病の症状を改善していきます。レーザー治療は痛みや刺激、不快感もほとんどなく、患者さまにとって負担の少ない治療が可能です。

さらに、プラーク（歯垢）や歯石などの汚れを除去する治療の際は、ペリソルブという薬剤を使い、固まった汚れをやわらかくしてから行います。そのため、無理な力をかけずに歯ぐきを傷つけにくい処置ができ、治療による痛みや腫れを軽減することができます。ペリソルブには殺菌作用もあり、お口の中を清潔にするのにも効果的です。

このペリソルブ治療は、歯科先進国スウェーデンのイエテボリ大学教授であり、スウェーデン王国公衆歯科衛生局専門官ピーター・リングストロム氏の講習を受けて学んできました。

歯科治療の痛みが苦手な方も、安心してお任せください。

歯周病の原因はお口の中の細菌です。細菌が繁殖する原因となる歯の汚れをしっかりと取り除くためには、歯の表面や歯の根についたプラーク（歯垢）や歯石を専用の器具で除去しきれいにする、SRP（スケーリング・ループトレーニング）という治療を行います。

SRPを行うのは、歯科衛生士ですが、当院では20年以上（※）の経験があるスタッフが、その豊富な経験を活かし、すみずみまで汚れを取り除く丁寧な治療を行っています。

なお、歯周病をきちんと治療・予防するためには、ご来院時だけでなく、日常的なケアが大切です。歯磨きの方法や生活習慣などについてアドバイスし、ご自宅でのセルフケアもできるようサポートしております。

（※2018年現在）